こんにちは、Toshikiです。
クラークス(Clarks)のデザートブーツを5年愛用しています。
カジュアル靴の定番として永遠のスタンダードですが、今回は実際に5年履いたうえでの感想や、経年変化したいま現在の姿をまとめます。
この記事でわかること
- クラークスとは何か
- デザートブーツとは何か
- 5年間履いたうえの感想
- 5年履いた経年変化
クラークス「デザートブーツ」
今回紹介するのはクラークスのデザートブーツです。
あまりに有名なので、もう知ってるよっていう方はここは飛ばして、5年履いた感想をご覧いただけると嬉しいです。
クラークスとは
クラークスは1825年に生まれたイギリスのシューメーカーです。
サイラスとジェームスというクラーク兄弟が設立したこのブランドは、創業当初は羊の革(シープスキン)を使ったスリッパを作っていました。
その後も様々な商品を手掛け、今回紹介するデザートブーツをはじめ、ワラビーやナタリーといった名作を次々に打ち出し世界100カ国で事業展開する巨大ブランドになりました。
いまではクラークスの年間の靴出荷数は5000万足。
スポーツブランドを除いた靴ブランドでは世界一です。
デザートブーツとは
クラークスの代表作といえばこのデザートブーツです。
デザートブーツ基本情報
- 発表:1950年
- 素材:本革(カウレザー)
- ソール部分:天然ゴム
- 価格:23,000円(税抜)
もともと砂漠で着用することをルーツとして生まれたためデザート(砂漠)ブーツと呼ばれています。
先ほどクラークスはスポーツブランドを除いた靴ブランドでは販売数が世界一だという話をしました。
実はこのデザートブーツも世界一でして、1995年には世界販売数累計1000万足突破。
「世界で最も売れた靴」としてギネス世界記録に認定されています。
クラークスの革は「チャールズ.F. ステッド」という100年以上の歴史がある名門タンナー製です。
にもかかわらず2万円台という破格の値段設定は、この生産量があるからこそ成せる技。
オーバークオリティとはまさにこのことです。
カジュアル靴の定番5年着用の感想
このデザートブーツを5年間愛用しています。
靴好きの間では
これから一生、一足の靴しか履けないとしたら何を選ぶか
という議論がよくされますが、多くの人が「クラークスのデザートブーツ」と答えるそう。
そして、私はこれに完全に同意です。
今回は5年履いてみてわかった(わずかにある)Badポイントと、それを覆すGoodポイントを紹介します。
Badポイント
まず、Badポイントからですが5年履いてもこの2点くらいです。
- 雨の日は滑る
- 真夏だとクレープソールが地面に張り付く
それほど大きな弱点ではありませんが、一応紹介します。
1.雨の日は滑る
まず、雨の日だとたまにすべります。
正直ほとんど気にはなりませんが、オフィスや整備されたツルツルの地面のときだと確かに滑ることもあります。
クレープソールは凹凸が少ないフラットなソールなので、少し滑りやすくなっています。
ただ、後ほど紹介するようにクレープソールだからこそ歩きやすいんですよね。
歩きやすさと引き換えに多少すべるくらいは許容範囲かなという気がします。
2.真夏だとクレープソールが地面に張り付く
もう1点は、真夏にソールが地面に張り付くことです。
歩いていると全く問題ないのですが、信号待ちなどで長時間同じところに止まっていると、歩き出すときに少し張り付いた感じがあります。
ちなみに、真夏にブーツタイプの靴を履かないという方には全く問題ないですね。
私は夏でもデザートブーツを履いていたので、まれに張り付く場面がありました。
その方の履き方次第かなという感じです。
Goodポイント
一方、5年愛用して感じたこの靴の利点はこれらです。
- 多少の雨なら弾く
- クレープソールの減りが遅く長持ち
- 手入れが楽
- スニーカーの歩きやすさ+きちんと感
- ジャケパン〜Tシャツまで合う汎用性
私はこのブラックのデザートブーツの履き心地に魅了され、ブラウンも購入しました。
1.多少の雨なら弾く
チャールズ.F. ステッドのスエードはキメが細かく、防水スプレーを利用することで雨の日でも気にせず履くことができます。
私は台風などの大雨を除き、雨の日でも気にせずデザートブーツを履いています。
ガラスレザーやシュリンクレザーよりも雨には強いかと思います。
天候を選ばず履けるところは大きな魅力です。
2.クレープソールの減りが遅く長持ち
5年の間、週に2回ほど履いていますがソールの減りはこれくらいです。
やわらかいクレープソールなのでもっと早くすり減るかと思いましたが、だいぶ長持ちですね。
ちなみにクレープソールはプロに頼めばソール交換が可能です。
ただ、クラークスの店員さん曰く「オールソールだと1万円以上かかってしまうので交換するくらいなら新品に買い替えてしまう方がほとんど」とのことでした。
3.手入れが楽
スエードは手入れが非常に楽です。
- 帰宅したらブラッシング
- 定期的に栄養スプレーを塗布
これだけです。
靴が増えるとメンテナンスの手間も増えることが悩みですよね。
スエード靴であればその心配は不要です。
購入してから実感するメリットですね。
ちなみに、デザートブーツにシューツリーを入れるか入れないかは様々な意見がありますが私はコロンブス製のツリーを入れています。
4.スニーカーの歩きやすさ+きちんと感
デザートブーツはスニーカー並みの歩きやすさを持ちながら上品さを併せ持った名品です。
やわらかいクレープソールは長時間履いてもまったく疲れず、スニーカーの代わりとして着用しています。
私は海外旅行もデザートブーツで行きます。
「長時間歩くけどスニーカーより上品に見せたい」というときにぴったりです。
5.ジャケパン〜Tシャツまで合う汎用性
その上品さからジャケパンにもバッチリ会います。
さすがにウールのスーツには不向きですが、コットンやコーデュロイなどのカジュアルなセットアップくらいなら問題なく履けます。
もちろんデニムにTシャツもOK。
汎用性が高すぎます。
まとめ
今回はクラークス(Clarks)のデザートブーツを5年履いたうえでの感想をまとめました。
ドレスにもカジュアルにも合いますし、革の品質が高く履きこんで革が柔らかくなるとさらに味が出てきます。
やはり23,000円とは思えない品質と使い勝手です。
購入の参考になれば嬉しいです。