こんにちは、Toshikiです。
ジョージ・クレバリー(George Cleverley)のアダム(Adam)というモデルを購入して3年経過しました。
3年履いて素晴らしい靴だと改めて思いましたので、今回は3年履いた上での感想をまとめておこうと思います。
この記事でわかること
- ジョージ・クレバリーとは何か
- アダムとは何か
- 新品当時の様子
- 3年間履いた上での感想、評価
ジョージ・クレバリー「アダム」とは
写真が購入したジョージクレバリーのアダムです。
先にジョージ・クレバリーとアダムというモデルの説明をします。
もう知ってるよって方は飛ばして
をご覧ください。
ジョージ・クレバリー(George Cleverley)
ジョージ・クレバリーは1958年にロンドンで生まれた靴ブランドです。
イギリスの名門靴ブランドとしては比較的新しいブランドですね。
「ジョージ・クレバリー」とは創業者の名前で、彼は1898年に靴制作を営む家庭に生まれました。
幼少期から靴紐販売や靴磨きをして過ごしたジョージは、15歳のころ第1次世界大戦で軍に所属。
大戦後は「ニコラス・トゥーシェク」という当時のシューメーカーでおよそ40年修行します。
そして1958年、ロンドンのメイフェアに自身のブランド「ジョージクレバリー」をオープン。
ビスポークをメインにし、上流階級から絶大な支持を得ましたが、70年代に一時ブランドを閉鎖します。
ところがジョージクレバリーの名前は伝説として生き続け、20年近く経った1993年にジョン・カネーラ(John Carnera)とジョージ・グラスゴー(George Glasgow)により、待望の再建が果たされました。
いまではReadyMade(既製靴)も手掛ける人気ブランドになっています。
キングスマンに起用、様々な顧客も
2015年に公開され世界で大ヒットしたスパイ映画「キングスマン(Kingsman)」にジョージクレバリーの靴が起用されています。
主人公エグジー(タロン・エガートン)や師匠役のハリー(コリン・ファース)がジョージクレバリーの靴を履いていますね。
また、ジョージクレバリーの顧客リストにはウィンストン・チャーチルやデビット・ベッカム、エルトン・ジョンなど各界の著名人が名を連ねます。
日本では俳優の本木 雅弘さんがジョージクレバリーの愛用者として知られています。
アダム(Adam)
さて、そんな名門ジョージ・クレバリーのモデルの1つが購入したアダム(Adam)です。
購入価格は2017年当時、135,000円(税込)。
私は茶のカーフモデルを購入しました。
- 美しいアデレイドとブローギング
- 赤味がかった茶の深い色
- ややスクエアなトゥとウエストの絞り
この辺りに惹かれたんですが、一言でいうと漂う色気がすごいです。
これは実物を見てもらった方がわかりやすいですね。
ビスポークのジョージクレバリーはチゼルトゥ(ノミで削ったようなつま先)が特徴ですが、アダムはチゼルトゥに比べると緩やかなセミスクエアトゥです。
ちなみに、ジョージクレバリーの既製靴はクロケットアンドジョーンズに委託されており、アダムには337ラストが使われています。
337ラストはクロケットアンドジョーンズの上級ラインである「ハンドグレード・ライン」の定番ラストですね。
銀座三越で購入
ジョージクレバリーは他の英国靴ほど取扱店舗が多くないので、実店舗で購入するなら利用しやすいのは
- 三越
- 伊勢丹
- BEAMS
あたりかと思います。
私は銀座三越で購入しました。
ネットショッピングであれば買いやすいですが、後ほど紹介するとおりジョージクレバリーはフィッティングが最高なのでぜひ実店舗で試着した上で最適なサイズを選んでいただきたいです。
新品購入時の様子
こちらが新品購入直後の写真です。
シューツリーなしでもシワが見えないですね。
箱を開けると高級感あるベロアの靴袋に包まれていました。
レザーソールに金のロゴ。
普段見えないところでこそ主張する感じが素敵です。
ヒドゥン・チャネルで縫い目が見えずとても美しいです。
英国らしいクラシックな佇まいですが、ラストやディテール、色味などはとてもエレガントです。
新品購入時はきれいで当たり前なんですが、これから育てていくと思うと嬉しくなったことを覚えています。
では、3年経過後の様子を見ていきます。
購入3年経過しての感想
こちらが3年経過した今の様子です。
だいぶ革が馴染んできました。
新品当時と並べてみるとこれくらい違います。
3年履きましたがこのエイジングには大満足です。
購入してからの使用頻度などをまとめました。
- 経過年数:3年
- 使用頻度:2週間に1回程度
- 手入れの頻度:2、3週間に1回
それほど頻繁に履いているわけではありませんが、履くたびに満足できる名靴です。
そう感じる理由を3つ紹介します。
- グローブフィッティング
- 革質が抜群
- 意外と着る服を選ばない
1.グローブフィッティング
もともとビスポークメーカーなだけあってフィッティングは最高です。
ジョージクレバリーは
手袋(グローブ)のようなフィッティング
とよく言われます。
足にぴったり吸い付いてずれないという意味ですね。
最初は革も硬く、ぴったりだからこそ少々痛みもありました。
ところが、3年も履くと足にばっちり馴染みとても快適です。
2.革質が抜群
馴染みがいいのは革質が良いからでもあります。
履き皺もありますが、皺が細かく綺麗です。
靴底も私の足に合わせてしっかり沈んでくれました。
また、ジョージクレバリーのインソックはトゥまでの1枚革です。
他の高級紳士靴でもインソックがソールの半分くらいまでしかないブランドもあります。
こうした贅沢な作りは履き込んだあとも嬉しいものです。
3.意外と着る服を選ばない
スーツやジャケパンはもちろん、デニムにもバッチリ合います。
他の英国靴よりエレガントなだけに、デニムなどには合わないかなと思っていたのですが全然そんなことありませんでした。
スーツに合わせるときも赤味かかった濃い目の茶色なので、ネイビースーツだろうとグレースーツだろうと完璧です。
まとめ
今回はジョージ・クレバリーのアダムを3年履いた感想を紹介しました。
135,000円は決して安い買い物ではありませんが、十分その価値がある名靴です。
今度は5年経過後くらいにまたレビューしようと思います。